第53節 ホチキス等
- 論文(図表を添付するときは、図表とも)は、B5版をタテ長にした、左上部を、ホチキスでとめて、提出されよ。(△40)
- ホチキス金具の大きさは、任意とする。
- ホチキスは、論文の表面から裏面へと打たれよ。(△40)
- 誤綴(ページの順番、天地を間違えて綴じること)されないように。(△40)
- 落丁(途中のページを綴じ落としたり、さいごのページが取れてしまうこと)に注意されたい。(△40)
- ※ ホチキス上端の位置を厳正に、次図の寸法の範囲とされること。(△10)
- ※ホチキス左の範囲を厳密に規定する。
- ※ ホチキスを、厳正に、用紙の天地の方向に向けて、打たれること。(△10)
※ ホチキスが、ゆがんでいないと認定する限度を、つぎのとおりとする。
わたくしは、打たれているホチキスに直線定規をあて、ホチキスの延長線を、エンピツで、原稿用紙の下端まで引く。
この線が原稿用紙下端に達した点を、Pと呼んでみる。
わたくしは、打たれているホチキスの頂点から、原稿用紙下端に垂線をおろす。
この線が原稿用紙下端に達した点を、Qと呼んでみる。
PQ間の長さが1cm以内であれば、このホチキスの打ちかたは、ゆがんでないと認める。
- ホチキスの垂直打ちが下手であられるあいだ、論文を書かれる前の原稿用紙にホチキスを打たれ、それのうまく行った用紙に論文を書かれるのがよい。
- さて、読者にとって、ホチキスは、斜め打ちしてあるのが、読みやすい。
が、同型の文書の山積みされているのを処理するときは、垂直打ちのほうが、ひっかからなくて、はるかに扱いやすい。
- それから、厳正に、定位置に、垂直に、ホチキスを打っていただくわけは、たとえば、ネクタイを着用する以上、すこしも、ゆがめないのと同じである。
- ホチキスで綴じた文書を2つ以上、また、ゼム・クリップで挾むことがある。
そのときのゼム・クリップの位置をどこにすれば、受信者として扱いやすいかというと、下図のようなのがよいようである。(△5)
- ホチキスで、とめるのであるから、執筆した論文の1枚1枚が、天のりでつながっているとき、読む者にとって、めくりづらいものとなる。
そこで、ここのつながりを、はがしてから、提出されよ。(△40)
- ※ 天のりをはがすとき、用紙の右上隅をちぎってしまうことがある。
その他、用紙を破いてしまわれたとき、透明のセロテープで、裏から、つながれよ。
これを不透明の紙でつながれると、この用紙を透光式複写機にかけたとき、困る。(△40)
- ※ 本講での提出論文には、いっさい、折り目やシミなどをつけないようにされたい。(△40)
- ※ 本講での提出論文には、提出されるとき、教務備え付けのタイム・スタンプを押していただくことにしている。
この制度にしてから、論文提出のさいに起こりがちなトラブルが、ほぼ、なくなった。
で、タイム・スタンプの押してない論文は、提出された論文として取り扱わない。
ただし、論文を、わたくしの宅に、お持ち下さる分には、タイム・スタンプ不要。
- ※ さて、そのタイム・スタンプであるが、めいめい、勝手なところに押してあるのは、チェックしづらいし、だらしなくもある。
タイム・スタンプは、 ① 論文第1ページで用紙の上端から1〜2cmの範囲で下がったところに、 ② スタンプの文字の天地を論文の天地と同じ向きにし、 ③ 水平に、 ④ 用紙の左右中央とスタンプの左右中央のズレが、左右いずれへも5mmを限度とするように、押されよ。(△40)
こういう問題は、要するに、ナイフ・フォークの使い方と同じで、うまくなっておかれることである。
このタイム・スタンプで意外にひっかかる。
また、教務課窓口のタイム・スタンプで、練習されて差支えない。
ただし、機械をこわさないように。
それから、教務の了解を得てから、練習されよ。
- ※ 諸君の書かれた論文は、代理の方が提出されても差支えない。
が、そのときは、次図要領の記入が要る。(△40)
これは、論文発信日付とタイム・スタンプ日付のずれの理由を説明する働きを持つ。