第34節 数字とローマ字
- 記事番号のときも、アラビア数字を用い、ローマ数字（Ⅰ，Ⅱ，Ⅲ……）や、点つき数字（ⅰ、ⅱ、ⅲ……）を避けられよ。
コンピュータ時代での常識と知られよ。(△2)
- 電車数字と銀行数字を練習されよ。
これらの数字は、すべて上下枠に付けよ。(△2)
- １の字には、はじめにカギをつけられよ。
コンピューター時代に入り、ローマ字の Ｉ（アイ）と区別するためである。(△2)
このことは、銀行数字の場合も、そうすることとしよう。
ただし、あまり長いカギや、角度の大きなカギをつけられると、７と読みちがえられる。
- このカギの角度を、約３０゜とされよ。(△2)
- カギの長さは、タテ棒の 0.2～0.4 の範囲とされよ。(△2)
- 筆勢上、カギをしゃくり上げるように、カーブされることは自由。
- １とか４とか７とかに下駄をつけられないように。(△2)
- 日本語の中に、数字またはローマ字を１字のみ混入されるにあたっては、その１字に１コマを与え、そのコマのまんなかに記入されよ。(△2)
(例)
- ２字以上続く数字、ローマ字のとき、これを、日本語用原稿用紙に記入するにあたっては、１字当たり、半コマずつを与えられよ。(△2)
- そのとき、その書き始めは、１コマの右半からとされよ。(△2)
- １９７５年といった年をあらわすときを除いて、数字には、整数３桁ごとにコンマを入れられよ。(△2)
ただし、漢字でたてがきする場合は異なる。
- このとき、コンマでなく、ピリオドやテンを入れられてはならない。(△2)
- コンマ、ピリオド、ハイフン、カッコ等には、すべて、半コマずつを与えられよ。(△2)
- よって、数値での整数３桁ごとのコンマ、小数点も、すべて、半コマずつを与えられよ。(△2)
- ２桁以上の数値と数値の間、ローマ字での単語の間の空白も、半コマずつを与えられよ。(△2)
(例)
- また、そうして、数字やローマ字を書き終わったとき、それが、コマの左半であれば、右半をあけ、つぎのコマから日本文字を入れられよ。(△2)
(例)
- また、その終わったところが、コマの右半であれば、つぎの１コマをあけて日本文字を始められよ。(△2)
(例)
- しかし、１つの数値の中に漢字数位を混入した表現のときは、例外となる。
つまり、億のあとの８を、どこに書くかというと、この例で、Ｂのほうがよい。(△2)
- ２文字以上のローマ字単語、２桁以上のアラビア数値が、行末でちぎれるとき、その単語、または数値を、そっくり、次行冒頭に移されよ。
長い単語、数値であっても、気にされないこと。(△2)
- ハイフンが行末で、はみ出すときは、そこに、はみ出して打ち、次行冒頭に送られないこと。(△2)
- 「にさんじゅう人」は「２、３０人」でなく、「２０～３０人」と書かれよ。
「ごろく 千万円」は「５～６,０００万円」でなく、「５,０００万～６,０００万円」または「５～６千万円」と書かれよ。(△2)
- 「当店は ニハチガツが、ひまで……」というときの ニハチガツは、「２月、８月」と書かれよ。(△2)
- 長音記号が、右限線から、はみ出すとき、長音記号は、次行冒頭に書かれよ。(△2)
