第1章 論文の書き方◆第1節 PILE法とDUMP法
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第1節 PILE法とDUMP法



  1. ここには、2つの方法がある。

  2. その1つは、順序よく、諸君に教え込んでいって、身に付けていっていただく方法であり、これを、「PILE法」と呼んでみたい。

  3. もう1つは、いっぺんに、すべての教科を、諸君の前にさらけ出して、諸君の研修方法を、諸君にまかせる方法で、これを、「DUMP法」と呼んでみたい。

  4. 「PILE法」は、低学年学生に適し、「DUMP法」は高学年学生に適する。

  5. また、「PILE法」は、あまり、やる気のない学生をも引きずって力をつけていくのによく、「DUMP法」は、やる気のある学生に強い力を与えるのに適する。

  6. で、この文書心得は、「DUMP法」によるために作ってある。

  7. わたくしは、諸君のご質問を受けないかぎり、この文書心得の内容につき、教室などで、いっさい、ご説明申し上げない。

第1章
[PILE法とDUMP法] [文書とは] [文書心得とは] [文書と時代] [標準とは]
[プロ・ライター・レベル] [減点法] [諸君はどのくらい、こなされるか]
[用紙] [行と字詰め] [筆記具] [採点表] [論文のサンプル] [6つのHOOK]
[宛名] [発信日付] [発信者名] [表題] [「以上」の文字] [ページ番]
[本文の長さ] [パラグラフ分け] [文章のまとめ方] [本文内容についての注意]
[文字の書き方の一般] [マル] [句読点] [ナカポツ] [疑問符と感嘆符]
[カギ、カッコ、クォーテーション・マーク] [テンテンテンとダッシュ]
[ないし記号] [数学記号] [数字とローマ字] [空白コマ] [漢字での誤字など]
[漢字の字体について、必ずしも拘束のないもの] [漢字の字体について、拘束のあるもの]
[漢字の略字] [漢字のタイプ] [漢字とコマ枠との関係] [ひらがな、カタカナの書き方]
[アルファベットの書き方] [CGS単位への統一] [概念の明確化を] [避けたいことば]
[である調] [かなづかい] [漢字のかなの使い分け] [1文の長さ] [構文]
[図表] [ホチキスなど] [論文提出時の注意] [封筒] [チェック・リスト]
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