ホテル学校の1年間で、林先生は私たちに厳しい訓練をしてくださいました。
それはホテルマンになるためという一面もありましたが、大部分は多くの国民が持つべき常識的なことがほとんどでした。
学生論文のおかげで、私は読みやすい字が書けるようになり、学生講演のおかげで人前で話をすることができるようになりました。
そして丁寧な言葉遣い、見苦しくない立ち居振る舞いをすることができるようになったと思います。
「記憶に頼るのは素人である。すぐにメモをしろ」とおっしゃって、林先生は B6カードの使用をお勧めになりました。
B6カードには、厚い用紙と薄い用紙のものがあり、薄い用紙のものが使いやすいです。
メモをする習慣は、情報があふれている社会で生きていく自信をつけてくれました。
40年前はワープロもなく、情報の整理術に関する本がベストセラーになるような時代でした。
今、私は、メモをする機会が少なくなって、B6カードの代わりに A4のレポート用紙や様々な用紙をメモ用紙としています。
そして、手帳とスマホ、パソコンに情報をどのように整理するか試行錯誤中です。
コメントを残す