電話の切り方

電話をかけて、ベルの音がなって相手がすぐでないとき、何回鳴ってから切るかですが、15回。
「すぐに、電話に出れないことがあるんだ」ということでした。
確かにベルが鳴っていて、電話の側まで行くと切れることがあると、もう少し待っていて欲しいと思います。
今では、携帯に掛けるときは、通信履歴が残るので、3~4回で切る方が相手に迷惑にならないと思います。
電話を切るときにすぐに切らないようにするというのを、教わりました。
そして、切る前に予告音をさせてから切るようにと指導されましたが、スマホや携帯では予告音をさせることができないですね。

ホテル学校では、林實先生にお電話しなければならないことが、度々ありました。
先生のお宅に伺うときにお電話して、時刻などを決めていただく。
ホテル学校の講義を欠席するときは、お電話して、理由とともにお伝えする。
このとき、自分の都合のときは、「私用でございます」と申し上げました。
林先生とお電話で直接お話しするときは、言葉づかいから何から緊張したものです。
使い慣れない丁寧な言葉づかいをしようとして、おかしな日本語を話したりしていたようです。
そして、緊張から解放される電話を切るときが、気をつけなければいけないので、すぐに切ってはいけない。
それでじっと待っていると、「わしの方から切るよ」と言ってくださって、林先生が電話を切ってくださいます。

林實先生は社会的な常識を教えてくださっていたのだと思います。
そのようなことを何も知らなかった私はありがたく思っております。

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