林實先生の講義では始まりと終わりに、お辞儀の練習を何度もしました。
頭を下げるのに1秒、下げて止まっているのが、1秒、頭を上げるのに、2秒です。
1秒を4等分して、頭の中で「タタタタ」と数えます。
それで、お辞儀の間、頭の中で「タタタタ」「タタタタ」「タタタタタタタタ」と数えます。
私は趣味で和楽器の演奏をしています。舞台での演奏前にお辞儀をするのですが、このリズムでお辞儀すると落ち着いてきれいに見えると思います。
いま作法心得を読み返してみますと、このお辞儀は女性の最敬礼です。
男性の最敬礼と簡単なお辞儀の揖は、1/2秒、1/2秒、1秒の長さになります。
それと、全員が同時に頭を上げると、礼を受ける人が圧迫感を感じるということで、リップルサービスというのを練習しました。
リップルは、波という意味です。
端の方から次々と波のように頭を上げて行くということです。
練習しているうちにできるようになりました。
作法心得
第5章 立居振舞 ◆第22節 お辞儀
【型2】立・正対・長・最敬礼(女)
5.<和洋折衷式>
http://hac45.net/manner/5shou/22setu.html
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