上着
黒か濃紺の「ラシャ、カシミヤ、ドスキン、ウーステッド、絹、モヘヤ」
《ナチュラル・モデル1》
- ピークド.ラベル、シングル・ブレステッド、1つボタン、チョッキ、ズボン
- ピークド.ラベル、シングル.ブレステッド、2つボタン、チョッキ、ズボン
- ピークド・ラベル、ダブル・ブレステッド、4つボタン、ズボン
- ピークド・ラベル、ダブル・ブレステッド、6つボタン、ズボン
《ナチュラル・モデル2》
- ノッチド・ラベル、シングル・ブレステッド、1つボタン、チョッキ、ズボン
- ノッチド・ラベル、シングル・ブレステッド、2つボタン、チョッキ、ズボン
- ノッチド・ラベル、シングル・ブレステッド、3つボタン、チョッキ、ズボン
襟は、流行にもよるが、襟巾は、レギュラーがよい。(変わり襟、ステッチ、不可)
流行に左右された襟巾の大小は、流行が去ったときに用いることができなくなる。
で、礼服類の布地は、上等なものが多いため、レギュラーとしておくと、長く着用することができる。
夏冬兼用にするために、薄地の三つ揃いとし、裏を背抜きするとよい。
《肩線》
ナチュラル・ショルダー・ラインがよい。
大きなパッドを入れ、肩をいからせたミリタリー・スタイルの流行したときもあったが、このパッドは、体形を補正する程度にしておくこと。
(なで肩の人は、背中に横シワができやすいので、パッドを少し入れるとよい)
《前上着線》 前身頃から裾にかけての線
(フロント・カット)
- スクエア・カット
平らな線。ダブルのみ。
- ラウンデット・カット
自然に丸くなっている線。ごく普通のもの。
- カッタウエイ
大きく脇線まで、カット。スポーティ。
《ポケット》
- 胸ポケット
- 腰ポケット
フラップ付き、ジェッテッド・ポケットは、改まったとき、フラップをポケットの中に入れたほうがよいという考え方がある。(本来、フラップの目的は、雨ぶた。タキシード、モーニングコートなどのポケットにふたは付いていない。)
《馬乗り》
ベントは、乗馬服や運動服など、激しい動きをするために、採用されたものである。
スポーティな服やオフィス着に付けるとよい。
普通、ベントのことを、ベンツと呼ぶ。
上着が、シングル1つボタンのとき、三つ揃いとするのが正式である。
上着のボタンは、チョッキを着用しているとき、はずしていてよい。
が、チョッキを着用していないとき、着座していないかぎり、かならず、はめていること。
上着がシングル2つボタンのとき、上の1つをはめていればよい。