第5章
立居振舞 ◆第11節 しゃがみ
第11節 しゃがみ
【型1】床上の物を拾うとき
立っていた姿勢から、床上の物を拾おうとするとき、両足をそろえなくてよいが、膝を、ひどく曲げることなく、拾われよ。
両足の間隔は、靴1足長の長さとして、しゃがまれよ。
いんぎんであるつもりで、あまりに深くうずくまると、どの方向から見ても、用便中のように見える。
欧米人は、片足を、後ろに、はね上げて、拾うが、日本人がこれを真似ると、猿がスケートをしている形となる。