総論
◆第4節 作法は自分のためならず
第4節 作法は自分のためならず
作法を行なう者を、作法者と仮称してみよう。
作法者が、しあわせであるか、不しあわせであるかは、まったく、関係がない。
作法を、「自分をよく見せる」手段と考える者は、低能である。人々や相手のことだけを考えているうちに、自分がよく見られてしまうこともあるというだけ。よく見られないことのほうが多い。