第6章
和式作法 ◆第17節 宴会料理
第17節 宴会料理
【説明】
宴会料理というのは、幕末時代から明治時代にかけて確立した食事の仕方である。
なお、宴会料理とは、本膳料理、茶懐石料理よりも派手なものである。
こん日、全国の旅館、料亭で行われている和食料理とは、すなわちこの宴会料理である。
たとえば、旅館に客が1人で泊まるような場合も、そこには、宴会料理のやり方にしたがってサービス(配膳)する。
耳で聞いて区別できないから、近年、茶懐石料理、宴会料理といういい方ができているのである。