第3節 公用文と社用文
- 公用文とは、官庁の発する手紙のことをいう。
- 公用文は、現在のところ、昭和27年4月4日、内閣発閣甲第16号「公用文作成の要領」によっている。
そのうち、広く一般にも参考になるものを次に記す。
- ところで、この公用文の書き方が、全国の会社の発する手紙(社用文)のひながたとなっているので、そのかたちを知っておかなければならない。
- 公用文、社用文では、むかし、「何々されたし」という文語体の語調を用いた。
- それが、戦後、ある期間「何々されたい」といった。戦前の文語体をそのまま口語体に直した表現形式が用いられた。
- しかし、現在では、つとめて日常使うのと同じ表現を使うようになっている。