第4章
美容と服装 ◆第27節 オーバー・コート
第27節 オーバー・コート
【型1】中味との対応
コートは、中味との対応を考えられよ。
たとえば、アフタヌーン・ドレスにトレンチ・ コートは、おかしい。
ベルトがあるほうがスポーティである。
素材によりフォーマル・コートにもタウン・コートにもなる。
【参考】
欧米で、日本より寒いところでは、毛皮は必需品となる。
防寒用としてはコート裏に、毛皮を用いられるとよい。
フォックス、ミンク、アストラカン、チンチラ、ラム、ラビットなど、種類が多い。
毛皮のコートは、高価であるが、長く着用できるものであるから、良いものを選ぶことである。しかし、毛皮だけ高価では、おかしい。
おしゃれのためということになると、欧米でも、朝から、ミンクのコートなどは着るものでないと言われている。
普段着の上に、上等の毛皮のコートは、用いないほうがよい。
コートの襟にも毛皮を用いる場合は、使用する生地とマッチするようなものを選ぶこと。
皮製品で、コートをつくることも多いが、概して、皮のものは、タウン・ウェア、カジュアル・ウェアが多いので、一般に、ドレッシーな服には合わない。
礼服を着用したときには、レインコートでは、わびしいので、うすい合オーバーを持っていると良い。
しかし、電車の中などでは、ないよりは、着用していたほうが良い。
レインコートで兼用する場合は、スリーシーズン用で裏のとりはずしができるものが良い。
また、リバーシブルコートなども気分がかわって良い。
半コートは、カジュアルなものが多く、半コートの下から出るスカートなど見える部分に気をつけて合わせる。
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半コート
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