第4章 美容と服装 ◆第27節 オーバー・コート
前節 次節

第27節 オーバー・コート


【型1】中味との対応
  1. コートは、中味との対応を考えられよ。
    たとえば、アフタヌーン・ドレスにトレンチ・ コートは、おかしい。
  2. ベルトがあるほうがスポーティである。
図:Semi Formal Coat 図:Evening Coat
図:コート
素材によりフォーマル・コートにもタウン・コートにもなる。
図:コート
【参考】
  1. 欧米で、日本より寒いところでは、毛皮は必需品となる。
    防寒用としてはコート裏に、毛皮を用いられるとよい。
  2. フォックス、ミンク、アストラカン、チンチラ、ラム、ラビットなど、種類が多い。
    毛皮のコートは、高価であるが、長く着用できるものであるから、良いものを選ぶことである。しかし、毛皮だけ高価では、おかしい。
  3. おしゃれのためということになると、欧米でも、朝から、ミンクのコートなどは着るものでないと言われている。
    普段着の上に、上等の毛皮のコートは、用いないほうがよい。
  4. コートの襟にも毛皮を用いる場合は、使用する生地とマッチするようなものを選ぶこと。
  5. 皮製品で、コートをつくることも多いが、概して、皮のものは、タウン・ウェア、カジュアル・ウェアが多いので、一般に、ドレッシーな服には合わない。
  6. 礼服を着用したときには、レインコートでは、わびしいので、うすい合オーバーを持っていると良い。
    しかし、電車の中などでは、ないよりは、着用していたほうが良い。
  7. レインコートで兼用する場合は、スリーシーズン用で裏のとりはずしができるものが良い。
    また、リバーシブルコートなども気分がかわって良い。
  8. 半コートは、カジュアルなものが多く、半コートの下から出るスカートなど見える部分に気をつけて合わせる。
         (半コート)
    図半コート

ホーム 章トップ
前節 先頭行 次節