第17節 発信者名
- 発信者名は、第1ページ、第2行に、次図の要領で記入するのが一般。
- すなわち、氏と名の合計字数が4字以上のときは、氏と名の間をあけず、3字のときは、氏と名の間を1コマあけ、2字のときは、2コマあけられよ。
- 出席簿番号と氏名の間を、つねに、1コマあけられよ。
- 3字の出席簿番号の字配りを、あいまいでなく、前例のようにされよ。
- ※ さて、わたくしが、論文を評点するにあたって、筆者名の見えないことが願わしい。
で、本講では、前 1. から 4. までの規定にかかわらず、この発信者名を記入すべき位置に、つぎの×印の記号を記入されよ。(△40)
本人の氏名の字数と関係なく、下図のように書かれよ。
- 前 5. の規定により、論文執筆者名が不明となるので、かわりに、論文第4ページの裏面で、採点票の貼付により、紙の厚くなっているところに、各自、出席簿番号と氏名を記入されよ。
はみ出してはならない。(△40)
- こう申しても、毎年、いくばくかの方々は、はみ出させられる。
- わたくしは、これを、精薄とみる。
- 出席簿番号を記入せず、または、誤記されること、あるいは、氏名を記入されぬことは、わたくしの就寝時間を、大きく短縮せしめられるものである。(△40)
- 論文第4ページ裏面の出席薄番号と氏名であるが、その字配りは、どうでもよい。
- ただ、出席簿番号のところは、 A01 とか B29 というふうに書かれよ。
(クラス分けのない年は、 01 とか 29 というふうに)
- 専攻科・ホテル科・観光科といった文字は不要である。(△2)
- A−01 とか B−29 といったハイフンも不要である。(△2)
- 出席番号のあとに、点を打たれるな。(△2)
- さて、東京のホテルで、たまたまそのホテルには本校卒業生が多く入社していたのであるが、そこで上司からひとつの感想文を書くように命令が下った。
「書き方は YMCA のホテル学校の文書心得に沿って書け」とあった。
- そこで、そこにいた20〜30名の社員諸君がいっせいに採った方法は、自分の名前を書くところに、前5にある×印を書き、本当の名前は、論文第4ページの裏面に書いた。
- もし、軍隊であれば、この行為は立派な行為である。
が、観光産業マンとしては、常識がなさすぎる。
なぜ、ひとこと「名前を書くところは、どういたしますか」と伺いをたてなかったのであろうか。
- 同じようにして、この文書心得の流儀はいろいろのところに利用できる。
でどうか、「バカのひとつ覚え」にならないよう、諸君が柔軟な頭脳を持たれるよう期待する。
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