第8章 特定の場所での作法◆第5節 同席者・来客への配席
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第5節 同席者・来客への配席
【型1】上席
- 1室の中では、原則として、奥まったほうが上席である。
- 奥まり程度が同じとき、座った本人として右側(相手から見ては左側)が上席である。
- が、室外の景色の見えるほうが上席であるため、上記 2. の判断をくずしてよい。
- また、スリガラスなどで、光だけ採っており、室外の景色の見えない室のときは、逆光線とならないほうが上席である。
【型2】女子席の位置のつくり方
- 自由席に、男女同伴で行ったときは、女子を上座に座らせられよ。
一般のレストランでは、壁を背にしたほうが、全体を、よく見渡し得るので、壁側が上席。
- 音楽の演奏やショーのあるレストランでは、見やすい席に、女子を座らせられよ。
【型3】物を書くとき
字を書く方のためには、つとめて、左光線を与えられよ。
【説明】
右光線の場合、これから書こうとするものの上に、自分の手の影が映り、書きづらい。
【型4】女子と同席するとき
昼間、女子の背中から窓の光が入るようにすると、女子が美しく見えるという効果についても知っておかれよ。