- どうしたことか、この本の初版、第2版には、まえがきがない。
で、この第3版から、まえがきを付けることにした。
初版が91ページ、第2版が113ページ、そして、この第3版が159ページ。
だんだんに、ふくれ上がってきた。
- 初版から第2版にするとき、次の諸君にたいへんお世話になった。
川嶋 清 教務
上山陽一郎 教務
- 第2版から第3版に改訂するとき、次の諸君にはなはだお世話になった。
清水 嗣能 教務
鈴木 正晃 教務
神宮 正史 教務
この第3版では、漢字での誤字等およびアルファベットの書き方、手紙の書き方、タテ書き原稿の書き方、ならびに、履歴書の書き方など、全般的に加筆改訂した。
ことさら、清水嗣能君には、作稿を煩わせること大であった。
清水嗣能君は、1977年に専攻科に入学するやいなや、言語委員長として、文書心得の改訂案を100数十条も提出してくれた。
そのときの改訂案は、この第3版の中に活きている。
で、たまたま、清水嗣能君が学校に残ることになったので、こん回の第3版の発行にあたり、ご尽力いただいたわけである。
- この本は、初め、独断と偏見に満ちたいやな本であると思われよう。
が、わたくしがこの本を書き始めたのは1949年であって、もはや30年以上、少しずつ直してきたものである。
教科書であるから、読者の興味をそそるようには書いてない。
どうか、諸君は、「こんな本」とぞんざいに扱われないように。
- 例によって、本校主幹 毛利俊雄先生、教務主任 広石常生先生には、この本を作るため、かげにひなたにお世話になった。 厚く御礼申し上げる。
1980年3月
林 實