文書心得 ◆まえがき

まえがき


  1. どうしたことか、この本の初版、第2版には、まえがきがない。
    で、この第3版から、まえがきを付けることにした。
    初版が91ページ、第2版が113ページ、そして、この第3版が159ページ。
    だんだんに、ふくれ上がってきた。

  2. 初版から第2版にするとき、次の諸君にたいへんお世話になった。
    川嶋  清 教務
    上山陽一郎 教務
  3. 第2版から第3版に改訂するとき、次の諸君にはなはだお世話になった。
    清水 嗣能 教務
    鈴木 正晃 教務
    神宮 正史 教務

    この第3版では、漢字での誤字等およびアルファベットの書き方、手紙の書き方、タテ書き原稿の書き方、ならびに、履歴書の書き方など、全般的に加筆改訂した。

    ことさら、清水嗣能君には、作稿を煩わせること大であった。
    清水嗣能君は、1977年に専攻科に入学するやいなや、言語委員長として、文書心得の改訂案を100数十条も提出してくれた。
    そのときの改訂案は、この第3版の中に活きている。
    で、たまたま、清水嗣能君が学校に残ることになったので、こん回の第3版の発行にあたり、ご尽力いただいたわけである。

  4. この本は、初め、独断と偏見に満ちたいやな本であると思われよう。
    が、わたくしがこの本を書き始めたのは1949年であって、もはや30年以上、少しずつ直してきたものである。

    教科書であるから、読者の興味をそそるようには書いてない。
    どうか、諸君は、「こんな本」とぞんざいに扱われないように。

  5. 例によって、本校主幹 毛利俊雄先生、教務主任 広石常生先生には、この本を作るため、かげにひなたにお世話になった。 厚く御礼申し上げる。
   1980年3月
林 實


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