第1章 論文の書き方
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第39節 漢字の略字


  1. 漢字は、いっぱんに認められている範囲で、つとめて、略字を用いられよ。

    (例)

    か行
    風、間、機、器、議、経、権、個、国
    さ行
    師、事、質、職、選、層、卒
    た行
    第、点、闘、働
    は行
    幅、品、聞、簿
    まや行
    問、曜
    ら行
    留、歴、臨

  2. 中華人民共和国で認めていても、日本国で認めていない略字の書き方は、遠慮されよ。(△2)

  3. 行書体にすることによって、かんたんとなる文字は、そうされてよい。
    1文字の中を、部分的に楷書と行書と混ぜた「楷行」という形も、おおいに、活用されよ。
    草書体を用いられないこと。現代人には読めない。

  4. さて、しかし、観光産業マンたる者、宛名だけは、その肩書きを含めて、つねに、楷書で書かれよ。
    ここでは、略字も、避けられよ。

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